副業が広まってきた昨今、サラリーマンとして働く傍ら、副業ライターとして活動している方も多いでしょう。
しかし、副業をするためにはまとまった時間が必要です。
そのため、会社の仲で重要なポジションである管理職として働きつつ、副業ライターを両立するのは容易ではありません。
そこで本記事では本業で管理職、副業でライターを継続している私が解説します。
管理職✖️副業ライターは大変なのか?
結論、大変です。
本業で管理職になれば、責任も業務量も増えるので、それだけでも手一杯でしょう。
勤務時間外であっても仕事のことで頭がいっぱいになり、副業にかける余力がなくなってしまうかもしれません。
特にWebライターは納期に追われる仕事であるので、本業をこなしながら、多数の記事の納期を守るのは、スケジュール管理も重要になってきます。
体力と気力、スケジュール管理能力などがすべて備わっていなければ、両立は難しいと言わざるを得ません。
副業ライターが管理職になるメリット
管理職✖️副業ライターの大変さを述べてきましたが、大変である反面、非常に大きなメリットもあります。
以下に副業ライターが管理職になるメリットを3つ紹介します。
給料が上がる
管理職になれば給料は上がります。
一般職と違い残業代を気にする必要もなくなり、安定的に高収入が得られるようになるのは、労働者として最大のメリットといえます。
固定給が安定すると、精神的な安定にもつながります。
業務量と給料が見合っているのか?と聞かれると微妙かもしれませんが…。
マネジメント力や専門知識が身につく
どんな業界であっても管理職になれば人をマネジメントする力が求められます。
これはライターからディレクターにステップアップしたい方にとって重要なスキルです。
また、管理職になれば、専門知識も増えるでしょう。
もし本業の知識を活用する特化型ライターであれば、より強みを活かすことができます。
気持ちの切り替えが上手くなる
これは副業ライターが管理職になるメリットでもあり、管理職が副業ライターになるメリットでもあります。
管理職になり仕事が忙しくなると、つい勤務時間外であっても仕事のことを考えがちになります。
悩みに悩んで睡眠不足になったり、メンタル不調を起こしたりするリスクもあります。
そんなときでも副業をやっていると、本業・副業と別の業務を行うことで、気持ちの切り替えを半ば強制的に行えます。
プライベートにおいても気持ちの切り替えができず、本業の仕事の悩みを引きづってしまう方にとっては良い訓練になるでしょう。
副業ライターが管理職になるデメリット
反対に副業ライターが管理職になるデメリットを紹介します。
副業に注力できる時間が減る
管理職になりたての頃は、さまざまな試練にぶつかることになります。
自身がプレイヤーとして仕事をこなすより、予算管理や部下の育成といったマネジメント業務が増えるので、今までになかった負荷を感じることでしょう。
本業の労働時間が増えたり、ストレスが増加したりする中で、副業に注力するのは難しいため、時間を減らさざるを得なくなります。
また、Webライターは頭を使う仕事ですが、管理職として働いていると、脳のスタミナが削られます。
たとえ定時で仕事を終えられたとしても、集中して執筆できる時間はやはり少なくなるでしょう。
年収が減少する可能性がある
出世したのになぜ年収が減るのか?
副業をしていない方は、そう思われるかもしれませんが、副業を継続的にやってきた方は、おそらく理解できるでしょう。
前述したように、管理職になると副業時間が大幅に減る可能性があります。
もちろん、出世したことで本業収入は上がるかもしれませんが、副業時間が減れば、副業収入が減ってしまいます。
その結果、本業&副業で得られた総収入が出世前より下回ることも考えられます。
過重労働になる
管理職になり仕事が忙しくなる中、無理やり副業の時間を確保しようとすると、過重労働になりかねません。
本業に悪影響が出るでしょう。
副業ライターを継続するコツ
では、大変と言われている管理職と副業ライターを継続するためにはどうすればよいか、ポイントを3つ紹介します。
スケジュール管理を徹底する
管理職として責任ある立場にありながら、副業を続けるには、徹底したスケジュール管理が不可欠です。
スマートフォンやPCのカレンダーアプリを活用し、本業と副業の締め切りや予定を一元管理しましょう。
空き時間を見つけて効率的に執筆作業を行うことが重要です。
また、タスク管理ツールを使って優先順位をつけ、締め切りに余裕を持って取り組むことで、急な残業や予定変更にも対応できます。
毎週日曜日に翌週のスケジュールを確認し、本業と副業のバランスを調整することで、両立を無理なく続けられるでしょう。
一時的に副業を減らす
管理職1年目は一般職とは違った重積を担うことになります。
一般職と同じ生活リズムで副業をこなすのは、まず無理でしょう。
本業での成果を出すことが最優先であり、副業によって本業に支障をきたすことは避けなければなりません。
クライアントには事前に状況を説明し、納期の延長や仕事量の調整を依頼することが大切です。
細く長く続け、管理職としての業務に慣れてきたら、少し副業のボリュームを増やすことも考えましょう。
また、この期間を利用して、より効率的な作業方法が思いつけば、より効率的に副業を再開できます。
家族に協力を求める
管理職の仕事と副業の両立には、家族の理解と協力が欠かせません。
まずは副業に取り組む目的や意義を家族に説明し、理解を得ることが重要です。
そのうえで、家事や育児の分担を見直し、副業の時間を確保できるよう協力を求めましょう。
例えば、週末の午前中は執筆に集中し、午後は家族と過ごす時間にするなど、明確なルールを設けることで、家族との時間も大切にしながら副業を続けられます。
また、家族と一緒に副業の目標を設定し、達成した際には一緒に祝うことで、家族の支援を得やすくなるでしょう。
まとめ
管理職と副業ライターの両立は困難ですが、自分なりに計画を立てて実施すれば十分に可能です。
徹底したスケジュール管理、一時的な副業の調整、家族の協力が重要なポイントとなります。
適切な対策を取ることで、管理職としての責任を果たしながら、副業ライターとしてのスキルも磨くことができます。
健康管理を怠らず、本業と副業のバランスを取りながら、長期的な視点で両立を目指すことが成功への鍵となるでしょう。