ファイナンシャルプランニング技能士(FP)は毎年多くの方が受験する人気資格です。
現在も合格を目指して学習している方が多いのではないでしょうか。
私は2021年1月実施のFP3級試験、2022年1月実施のFP2級試験でそれぞれ合格しています。(ともに日本FP協会)
本業と副業を並行し、さらに休日は育児をしながらの資格学習でかなりハードでしたが、スキマ時間を徹底活用することで、いずれも独学で一発合格できました。
今回はそんな私がどのような学習をしてFP試験に合格できたのか紹介します。
今回は第一弾としてFP3級の合格体験記を紹介します。本業&副業&育児をしながら、独学&一発合格を達成したいチャレンジャーは、ぜひ参考にしてください。
なお、FP2級の合格体験記も併せてご参照ください。
FP3級試験合格までの道のり
はじめにFP3級に合格したときの体験記をまとめます。
FP3級試験の学習期間
私は2021年1月、日本FP協会のFP3級試験を受け合格しています。
X(旧Twitter)で学習を決意したときのことを、以下のようにポスト(ツイート)しています。
改めて読み返すと、何だか自信がなさそうで笑ってしまいますねw
このポストをした日は2020年11月9日で、試験日は2021年1月24日でした。
したがって、学習期間は約2ヶ月半だったことになります。
ちなみにこのときに購入したテキストの最新版は以下の本です。
Amazonではレビュー数が少なく評価も高くないですが、この本はテキストと問題集が一緒になっているので、とてもコスパが良いと思います。
「FP3級ドットコム」の過去問道場で過去問が複数年分公開されているので、別途問題集を購入する必要はないと私は考えています。
FP3級の学習方法
はじめは上記で紹介した参考書を読みながら、掲載されている練習問題を解く学習をしていました。
1ヶ月ほどして、ある程度実力がついてきたので、その後は過去問学習メインに切り替えています。
なお、過去問はWebサイトやスマホアプリを徹底活用しており、Xでも以下のようにポストしています。
このポストの時間は10時22分なので、おそらく本業で電車移動をしているときの出来事ですね。
スマホによる学習は通勤や移動時間を活用して行えるので本当に便利でした。
とにかく忙しい毎日でしたので、スマホを使ったスキマ時間学習をしていなければ、合格はできなかったと思います。
FP3級学習時の1日のスケジュール
学習をしていたときの私の1日は以下のようなスケジュールでした。
- 5時半:起床
- 6時~7時:通勤
- 7時~16時:本業(昼休みに学習)
- 16時~17時:残業
- 17時~18時:帰宅(電車で学習)
- 18時~20時半:入浴&夕食&育児
- 20時半~21時:学習時間
- 21時~23時半:副業(休憩30分挟む)
- 23時半:就寝
私の会社では時差出勤を取り入れており、子供を寝かしつける都合もあったため、7時~16時という朝型の勤務時間を選んでいました。
平均して約1時間ほど残業はありましたが、資格学習と育児、さらに副業をバランスよく実施するためには最適な勤務時間だったと思います。
スケジュールを見ていただければわかると思いますが、実際に家に帰ってから学習していた時間は30分程度です。
しかし、帰宅時間と本業の昼休みの期間を上手く利用して、一日1時間半程度の学習を継続していました。
一方、休日は以下のようなスケジュールでした。
- 7時:起床
- 7時~12時:育児
- 12時~13時:昼食
- 13時~14時:休憩(子供昼寝中)
- 14時~15時:学習時間(子供昼寝中)
- 15時~20時半:入浴&夕食&育児
- 20時半~21時:学習
- 21時~23時半:副業(休憩30分挟む)
- 23時半:就寝
休日もスキマ時間を上手く活用していました。
当時は子供が2時間くらい昼寝してくれたので、この時間に副業と資格学習を集中して行っていました。
FP3級合格の日
2021年1月24日、FP3級を受験した後、私は以下のようにポストしました。
試験の結果は、学科・実技ともに65%の正答率でした。(正答率60%以上が合格基準)
自分の感触ではもっと得点できた感じだったので、解答速報見た段階では結構焦っており、ポストした通り、結果を見たときはホッとしました。
【忙しい社会人向け】FP3級に合格するコツ
実際にFP3級試験を受験する方に向けて、合格するためのポイントを紹介します。
スキマ時間にスマホで学習する
FP3級試験は真面目に学習を継続すれば、問題なく合格できる資格試験です。
しかし、忙しい社会人にとっては、時間の確保が一番のネックになります。
そのため、スキマ時間を上手く活用することが、合格するための最大のコツです。
たとえばサラリーマンの場合、以下の時間がスキマ時間として活用できます。
- 通勤時間
- 出社直後
- 移動時間
- 昼休み
この中でもっとも使いやすいのは通勤時間です。
たとえば通勤に1時間かかる人であれば、往復で2時間の学習時間を確保できます。
すべてを学習時間に充てられれば、3ヶ月もあれば合格レベルに達するでしょう。
また、余裕を持って出社する方であれば、始業開始までの時間を使って学習することが可能です。
ただし、テキストやノートを使った学習は机の上でないと行いにくいので、スキマ時間を活用する場合はスマホを使った学習のほうが適しています。
スマホを使った学習をする際は「FP3級ドットコム」の過去問道場を活用することをおすすめします。
アウトプット学習を優先する
FP3級試験では、テキストを読み込むインプット学習より、過去問や練習問題を解くアウトプット学習が有効です。
もちろん、最初のうちはテキストを読む期間も必要ですが、ある程度、理解できた後はとにかく問題を解いて実力をつけていきましょう。
実際、FP3級試験は過去問の類似問題が多いので、過去問数年分をしっかりとマスターすれば、合格レベルに達します。
まとめノートを作らない
資格学習をする際に、テキストの内容をノートに自分なりに分かりやすく書き写した「まとめノート」を作成する方も多いと思います。
しかし、忙しい社会人の場合、この方法は適していません。
確かにまとめノートは、テキストの内容を詳しく理解するためには良い方法なのですが、試験対策としてはあまり効率的でないためです。
時間が確保できる方であればともかく、とにかく少ない時間で効率的に学習した方は、問題を解きわからなかったらテキストを読み返す、という作業を繰り返すことをおすすめします。
自分なりの「まとめノート」を作りたいときは、スマホのメモ帳などにまとめると良いですよ。
FP3級は短期集中で合格可能!
以上、私のFP3級試験合格体験記をまとめました。
まとまった時間が確保できる方であれば、自宅で机に向かって学習する方法がおすすめです。
しかし、私のように時間のないサラリーマンは、スキマ時間のスマホ学習が何より効果的だと思います。
また、FP3級はそんなに長い学習期間を取らなくても、1ヶ月~3ヶ月ほど短期集中で学習すれば、十分に合格可能な試験です。
時間がなくて受験するかどうか迷っている方は、スキマ時間を上手く活用して、ぜひ受験して合格を目指しましょう。
なお、FP3級の具体的な学習方法は以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。